天童節 昭和演歌名曲選 第十八集

天童よしみ( 天童芳美 ) 天童節 昭和演歌名曲選 第十八集歌詞
1.王将

作詞:西條八十
作曲:船村徹

吹けば飛ぶよな 将棋の駒に
賭けた命を 笑わば笑え
うまれ浪花の 八百八橋
月も知ってる 俺らの意気地

あの手この手の 思案を胸に
やぶれ長屋で 今年も暮れた
愚痴も言わずに 女房の小春
つくる笑顔が いじらしい

明日は東京に 出て行くからは
なにがなんでも 勝たねばならぬ
空に灯がつく 通天閣に
おれの闘志が また燃える


2.東京ブギウギ

作詞:鈴木勝
作曲:服部良一

東京ブギウギ リズムウキウキ
心ズキズキ ワクワク
海を渡り響くは 東京ブギウギ
ブギの踊りは 世界の踊り
二人の夢の あのうた
口笛吹こう 恋と
ブギのメロディ
燃ゆる心のうた 甘い恋の歌声に
君と踊ろよ 今宵も月の下で
東京ブギウギ リズムウキウキ
心ズキズキ ワクワク
せいきのうた 心のうた
東京ブギウギ ヘイー

さあさブギウギ たいこたたいて
派手に踊ろよ 歌およ
君も僕も愉快な 東京ブギウギ
ブギを踊れば 世界は一つ
同じリズムとメロディよ
手拍子取って 歌おう
ブギのメロディ
燃ゆる心のうた 甘い恋の歌声に
君と踊ろよ 今宵も星をあびて
東京ブギウギ リズムウキウキ
心ズキズキ ワクワク
世界のうた 楽しいうた
東京ブギウギ

ブギウギ 陽気なうた
東京ブギウギ
ブギウギ せいきのうた
歌え踊れよ ブギウギ


3.蘇州夜曲


4.柿の木坂の家

作詞:石本美由起
作曲:船村徹

春には 柿の花が咲き
秋には 柿の実が熟(う)れる
柿の木坂は 駅まで三里
思いだすなァ ふる里のヨ
乗合いバスの 悲しい別れ

春には 青いめじろ追い
秋には 赤いとんぼとり
柿の木坂で 遊んだ昔
懐しいなァ しみじみとョ
こころに返る 幼ない夢が

春くりゃ 偲(しの)ぶ馬の市
秋くりゃ 恋し村祭り
柿の木坂の あの娘(こ)の家よ
逢ってみたいなァ 今も尚(なお)ョ
機織(はたお)りながら 暮していてか


5.大阪ろまん


6.夜霧の第二国道


7.月の法善寺横町

作詞:十二村哲
作曲:飯田景応

庖丁一本 晒(さらし)にまいて
旅へでるのも 板場の修業
待ってて こいさん
哀しいだろが
あゝ 若い二人の 想い出にじむ法善寺
月も未練な 十三夜

「こいさんが私(わて)を、初めて法善寺へ連れて来てくれはったのは、
「藤よ志」に奉公に上った晩やった。
「早う立派な板場はんになりいや」言うて、
長い事水掛不動さんにお願いしてくれはりましたなァ。
あの晩から私は、私はこいさんが、好きになりました。」

腕をみがいて 浪花に戻りゃ
晴れて添われる 仲ではないか
お願い こいさん
泣かずにおくれ
あゝ いまの私には 親方はんにすまないが
味の暖簾にゃ 刃が立たぬ

「死ぬ程苦しかった私らの恋も、親方はんは許してくれはった。
あとはみっちり庖丁の修業を積んで一人前の料理人になる事や。
「な、こいさん、待っててや……。ええな、こいさん。」 」

意地と恋とを 庖丁にかけて
両手あわせる 水掛不動
さいなら こいさん
しばしの別れ
あゝ 夫婦善哉 想い出横丁法善寺
名残りつきない 燈がうるむ


8.或る雨の午后


9.あん時ゃどしゃ降り


10.達者でナ


11.酒場にて

作詞:山上路夫
作曲:鈴木邦彦

好きでお酒を 飲んじゃいないわ
家にひとり帰る時が こわい私(あたし)よ
あのドアを開けてみたって
あなたはいない
暗い闇が私を 待ってるだけよ
また長い夜をどうして
すごしましょう
愛の香りも 消えたあの部屋

どうぞお店が 終る時まで
ここにおいてひとりだけで
飲んでいるから
死ぬことも出来ず今でも
あなたを想い
今日もひとり酒場で
泣いてる私
また長い夜をどうして
すごしましょう
愛の香りも 消えたあの部屋

死ぬことも出来ず今でも
あなたを想い
今日もひとり酒場で
泣いてる私
また長い夜をどうして
すごしましょう
愛の香りも 消えたあの部屋


12.雨降る街角


13.むらさき小唄


14.女ひとり


15.忘れな草をあなたに

作詞:木下龍太郎
作曲:江口浩司

別れても 別れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
おぼえておいて ほしいから
しあわせ祈る ことばにかえて
忘れな草を あなたに あなたに

いつの世も いつの世も 別れる人と
会う人の 会う人の
さだめは常に あるものを
ただ泣きぬれて 浜辺につんだ
忘れな草を あなたに あなたに

喜びの 喜びの 涙にくれて
抱き合う 抱き合う
その日がいつか くるように
ふたりの愛の 思い出そえて
忘れな草を あなたに あなたに


16.歩